逆説のスタートアップ思考
- MITでは卒業後5年以内に起業する人が全体の12%を超える
- 新興企業であっても急成長を目指さないのであればそれはスタートアップではなくスモールビジネス
- 各国でスタートアップの支援が始まっている
- スタートアップとして優れたアイデアは一見そうには見えない
- 他人から見ると狂っているように見えるアイデアでこそ、巨大企業に勝てる
- ピーター・ティール曰く「賛成する人がほとんどいない大切な真実」
- 難しい課題の方がスタートアップは簡単になる
- 既存のアイデアをコピーしてほんの少しの何かを加えたような企業には優秀な人は集まらない
- 流行のアイデアを元にしたアイデアは1つの例外を除いてうまくいかず、逆に他の投資家が断ったようなスタートアップへの投資の方が良い成果を出している
- スタートアップが目指すべきは競争を避けて独占すること
- 独占のための戦略では何より「素早さ」が大事
- 小さな市場を選ぶこと、少数の特定の顧客が集中していること、ライバルがほとんどいないこと、顧客に刺さり続ける仕組みがあること、スケールのために必要な限界費用が低いこと
- イノベーションのジレンマ:大企業による漸進的なイノベーションをローエンドからの破壊的イノベーションが置き換えしまうこと
- このジレンマは、大企業が破壊的イノベーションの起こるマーケットでは組織を維持できないため投資できないという合理的な判断によって生まれる
- 小さな市場を独占した後に必要なのは、その独占状態を長期間維持すること
- そのためには、プロプライエタリテクノロジ、ネットワーク効果、規模の経済、ブランドの4つが必要+ディストリビューション、政府、複雑な組み合わせと調整
- 先行者利益を求めすぎず、タイミングを見計らって参入して市場で最後に発展し、独占を狙うべきである
- スタートアップでは戦略が顧客とのやりとりの中で生まれることが多々ある
- 会社が潰れる要因はお金の残っている間に顧客の欲しい商品を作れないこと
- 顧客自身も自分が本当に欲しいものをわかっていないことが多い
- プロダクト体験を設計する際には、顧客の声はきちんと聞きつつも、彼らの期待通りのものを作るのではなく、その裏にある本当の欲求が何なのかを捉える必要がある
- 少人数に愛されるものを作るためには、とにかくシンプルなものを早くローンチすることが重要
- スタートアップは素早い検証を行うためにスケールしないことを行う必要がある→スケールとは程遠い丁寧なサポートをすることで、どこでユーザーがつまずくかを理解しながら、熱狂的な顧客を獲得していった
- Y Combinatorでは週次で5-7%を良い成長、10%を非常に良い成長としている
- 初期段階の製品で重要なのは継続率と離脱率
- 自然発生的な口コミでユーザーの製品への愛を図る→口コミは狙いに行くものではない。いいプロダクトに自然に発生するもの
- 継続率を高めるためには、自分たちの製品がもたらす最も価値ある体験(=マジックモーメント)を早い段階で顧客に提供することが重要
- カスタマーサクセス大事、顧客と直接向き合うセールスをすることでフィードバックや反応を直接感じることできる
- スタートアップはモメンタム(勢い)を失ったら死ぬ
- アイデア、戦略、プロダクト、実行力、チームの全てをうまくできたとしても「運」がなければ成功できない
- 創業者のスキルとして数%でも成功確率を上げて運をコントロールすることは必要不可欠
- 成功する起業家こそリスクのポートフォリオ管理をする=ある分野で危険な行動を取るのであれば別の分野では慎重に行動することで、全体的なリスクのレベルを相殺している
- 「バーベル戦略」:極端に保守的な投資と、極端に投機性の高い投資を組み合わせ、中くらいのリスクは一切とらない(9割の投資が超安全で、1割が超積極的)
- やりたいことはやってみないとわからない
- 世界は誰かの挑戦で良くなっている